ミキサーを使えば配信中の音量を変えずに聞いている音量を変更できる

今回はゲーム実況でミキサーを使う方法を解説していきます。

ミキサーを使うと配信中の音量に影響を与えずに、自分が聞いている音だけを調整することができるようになります。例えば、ゲームの音、コメントを読み上げる棒読みちゃんの音、discordの音などPC内で複数の音を聞く場合に、「discordの音が小さいなぁ」と思ってdiscordの音を大きくすると配信されている音まで大きくなってしまいますよね。OBSではすべての音が「デスクトップ音声」として1つになってしまっているので、アプリごとの音量バランスを変更することができません。

それぞれの音の出力先を分けミキサーに接続することで、OBSstudio内で音声をバラバラに調整ができるようになり、自分が聞いている音はミキサーで調整できるようになります。ミキサーで調整する場合は配信の音量バランスにまったく影響を与えませんPS4やswitchをプレイしながらdiscordをしても1つのヘッドホンで対応することが可能になります。PCからはUSB音声入出力機などを使って別々にケーブルでミキサーへつなぎますので、その接続方法をご紹介していきたいと思います。

 

目次

ミキサーとPCの接続方法

まずは簡単な構成で、PCのゲーム音とdiscord音声を手元で音量調整する方法(配信には影響を与えずに!)を解説します。増設するのは1出力分でOKです。PCにUSB音声入出力機を取り付けて出力先を増やすことで音声を分けます。最終的にはOBSで「音声出力キャプチャ」を使って配信に音声をのせますが、デスクトップ音声とは別に音量調整が可能になります。

 

①PCからミキサーに接続

まずはメインの再生デバイス(デスクトップ音声)からの出力をPCのライン出力端子からミキサーに接続しましょう。ライン出力はPCの裏面などについている端子で、〇印に外側に向かって矢印が書いてあります。

接続するには3.5mmto赤白のステレオケーブルを使います。黒い方をPCに接続して、赤白をミキサーに接続します。これでゲームの音声がミキサーから聞こえるようになりました。ケーブルは以下のものが安いです。

②音声出力端子を増やす

ゲーム音の分で出力先が埋まってしまったので、discord用の出力先を増やします。音声出力端子はUSBから増やしてしまうのが簡単です。安くて使いやすいのはiBUFFALOのUSBオーディオ変換ケーブルです。PCのUSB端子に差し込むだけで出力先とマイク入力端子を増やすことができます。こちらにも先ほどの3.5mmto赤白を接続してミキサーに接続します。

③増やした端子からミキサーに接続

同じ赤白のケーブルを使って、上記のUSB出力端子とミキサーを接続します。ミキサー側も差し込むだけで音声が流れるようになります。今回はPCゲームということでご説明していますが、PS4などをモニターに接続して、モニターのイヤホン端子に3.5mmto赤白を接続することで、discordを使いながらPS4でマルチプレイをするということも可能です。

④ゲーム音の出力先を決める

PCのゲーム音出力先はwindowsタスクバーの右下、スピーカーのマークをクリックして変更します。「スピーカー/ヘッドホン」を選べば、PCのライン出力に接続したケーブルから音声が出力されます。

⑤discordの出力先を決める

discordの出力先は左下のアカウント名にある歯車のマークをクリック→Voice&Videoを選択→出力デバイスで変更できます。

ここは接続したUSBからの出力にしたいので、「USB PnP…」と表示されているものにしましょう。※↓の画像でいうと「スピーカー(USB PnP)…」です。

これで別々に音声を出力する環境ができたので、ミキサーで自分が聞いている音量を調節することができるようになりました。discordとゲーム音を別々に手元で調整することができます。配信はOBSで音量調節をしてください。ちなみにソフト側の音量はすべてMAXで大丈夫です。

この方法を使えば、OBSのモニタリング機能も常に出力させておくことができます。繋ぎっぱなしにしておいて、必要な時にミキサーの音量をあげるだけでモニタリングすることができます。もちろん配信に聞こえることはありませんし、ループしてハウリングを起こすこともありません。※モニタリングの方法はこちらを参照してください→音声モニターを使いこなしてOBSの音声を完璧にする

 

おすすめのミキサー

5chミキサーは市場でもっとも安いBEHRINGERのXENYX502MACKIEのMIX5があります。3系統(ステレオ2+モノラル1)入力することができます。選び方は何チャンネル使うかです。

例えばPCゲームは左右で2chとdiscordは1chです。なので3ch使う、と計算します。これに加えて音声モニタリングは左右にしたいので2ch。この3つを操作したいなら5chのミキサーを買えば良いということになります。



スロッピーでは上記のBEHRINGERと、お茶の水のイシバシ楽器で買った中古のYAMAHA MG10/2を 使用しています。後ろでBGMを流したり、音源が増えるほどch数が必要になります。ちなみにBGMを流しながらPUBGをやる場合にはミキサー側の音量を0にすれば、視聴者はBGMを聞いているがあなた自身はゲーム音のみという状況を作ることができます。


PS4からの映像&音声をHDMIケーブルでモニターにつなぎ、モニターのヘッドホン端子からミキサーにつなげば、ゲーム機の音声も調整することができるようになりますが、端子が違うものを使うとch数を稼げる可能性があります

ステレオケーブルよりも細い赤白端子があります。それを下の画像の赤丸の部分に差し込めば使用できます。こちらは音量調整をメインアウトで行うのであまり自由は利きませんが、上記に追加して2ch合計7chが利用可能になります。

以下のケーブル(UGREENのデザインはまじでカッコいい)を使って接続しましょう。


今回は以上です、また!

 

まとめ

ミキサーを使い始めるとめちゃくちゃ実況が楽になってきます。配信する音声とは独立させて、自分が聞く音量の調整ができるのがポイントです。配信中にゲームやdiscordの音量を調整すると、OBSの設定まで変更しなきゃいけなくなったりで混乱するので、ぜひミキサーを導入しましょう^^

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