どもども、SLOPPYのツカです。OBSの音声フィルタに関する記事のアクセスが多いので詳しく解説していきます。音割れを防ぐフィルタの使い方を説明していきます。
フィルタの順番は「先コンプレッサー後ゲイン」で「最後にノイズ除去→ノイズゲート」とやると音割れなくきれいに録音できます。
今日は「先コンプ後ゲイン」のお話です。
音量は潰さないほうがキレイ
ゲーム実況などで使われるコンプレッサーは大きな音量を潰して、音量を一定にする用途が基本です。大きな音を潰して音量を一定にしておかないと、声がうるさくなりすぎたり、小さな声が聞こえなかったりで聞き取りづらくなってしまいます。
しかし根本的に、音は潰さないほうがキレイに録音できます。
では、できるだけ音を潰さないように、音量を一定にするにはどうしたらよいかというと、ゲインをかける前にコンプレッサーをかければ良いです。
元の音量が「小さい時1:大きい時10」だったとします。ゲインで音量を2倍にすると「小2:大20」になります。これをコンプレッサー「比率4、閾値4」かけると「小2:大8」になります。
※「比率4、閾値4」だと、4以上の音量が入力されるとオーバーした音量分を1/4にするということです。20が入力されると「4+(16/4)=8」です。
最高で12もつぶしたことになります。
今度は元の音量にコンプをかけましょう。「小1:大10」にコンプレッサー「比率4、閾値2」をかけてみます。すると「小1:大3」となります。この時点で潰した音量は最高で7です。
後からゲインで音量を2倍にすると「小2:大6」となります。
「先コンプ後ゲイン」の方が潰した音量は小さいですが、音量はこちらの方が一定になりました。また、潰した音量が小さいほど音の劣化は少なくなりますので「先コンプ後ゲイン」のほうが音がキレイです。
先にコンプレッサーをかけるほうが、しっかり効果が表れるので音割れも防いでくれます。
まとめ
音声フィルタは「先コンプ後ゲイン」にすると、
・小さな負荷で音量が一定になる
・負荷が小さいから音質がよくなる
・しっかりかかるから音割れしなくなる
ということになりました。音声フィルタは奥が深い!
今回は以上です、最後までお読みいただきありがとうございました!