OBSでマイクのノイズを取り除く方法

マイクのノイズで悩んでいる方のための記事です。ノイズの原因と除去する方法をお伝えしていきます。

PCにマイクを接続する場合は、ノイズは確実に発生します。そのノイズをどれだけ小さくできるかがノイズを取り除くうえで重要です。マイクの種類、マイクの接続方法、録音環境、この3点から原因と解決策をご説明していきます。

目次

マイクにノイズが乗る原因

PCに接続したマイクにノイズがのる原因を上げてみます。どれも簡単に対処できますが、原因がわかると対処も楽になりますので環境を一度ご確認ください。

①ダイナミックマイクを使っている

②マイクをUSBで直接PCに繋いでいる

③マイクがPC・エアコン・扇風機などの雑音源から近い

以上がノイズの大きな原因となります。特にダイナミックマイクを使っている方はすぐにコンデンサーマイクに変更したほうがよいでしょう。上記3つを詳しく解説していきます。

 

ダイナミックマイクを使っててノイズがのる

コンデンサーマイクとダイナミックマイク(AT2020とSM58の画像)

マイクにはダイナミックマイクとコンデンサーマイクの2種類があります。

ダイナミックマイクは感度が小さいためPCに入力される音量が小さくなります。そのため、ノイズとの音量差が小さく、音量を大きくしようとするとノイズも一緒に大きくなってしまいます。ライブとかちょっとうるさい環境で使うのに便利なマイクですが、静かな環境で良い音で録りたい時にはコンデンサーマイクを使うべきです。

コンデンサーマイクは感度が高く、入力される音量が大きくなります。ノイズとの音量差が大きく、声を中心に音量設定をする場合にはノイズが気になるほど大きくなることはほぼありません。※環境音を録音する場合は別ですがゲーム実況の場合は部屋など静かな場所なので問題なしです

 

マイク選びで間違えるといくら設定をいじってもノイズはなくなりません。「ノイズ抑制」などで無理やりノイズを除去すると元の声まで影響が及び、音質が悪くなってしまいます。

コンデンサーマイクを選ぶようにすればOKです。

おすすめのコンデンサーマイク

まずサクッとおすすめマイクだけ紹介します。オーディオテクニカのAT2020です。※SLOPPYでも使っている日本製の素晴らしいマイク。

私は音楽作ったりする関係で何本かマイクを試しましたが、これが一番自然でフラットな音で録音できます。変に誇張されている帯域もなく、後で調整するのがとても楽です。USBで接続するタイプも発売されたのですが、XLRで接続するタイプを購入してください。これがあればもう何もいりません。ちょっと高いけど、何時間も悩むくらいなら買ってしまったほうが早いです。

マイクをUSBで直接PCに繋いでいる

コンデンサーマイクを使えば一気にノイズが減りますが、もっとノイズを減らしたいということであればUSBで直接接続するタイプのコンデンサーマイクではなく「オーディオインターフェース」を使った接続をしてみてください。

PC内部には電気が通っていますので、これがノイズの原因になります。USBで直接接続した場合マイクからの音声がPC内部で干渉されやすいです。

そこで、オーディオインターフェースという外付けの音声入出力機を使えばノイズを回避できます。マイクプリアンプとしての機能もついていますので、音量の増幅をPC外部で行うことができノイズを極限まで減らすことができます。

マイクとオーディオインターフェースについてはこちらで詳しく説明していますので参考にしてください→ゲーム実況用マイクの音質改善と「良い声」に加工する方法

 

マイクがPC・エアコン・扇風機などの雑音源から近い

コンデンサーマイクにすると感度が高くなるので、簡単に言えば耳に聞こえてるものが全部入力されると考えてください。エアコンや扇風機の風の音、PCの駆動音、鼻息からキーボード音まで全部入力されてしまうわけです。良い音で録れる弊害ですが、電子ノイズよりは対処しやすいです。できるだけこうした雑音からマイクを遠ざけてちょうどいい位置を確立してください。

 

音声フィルタでさらに音質に磨きをかける

元の音が良くなったらOBSに標準でついている「音声フィルタ」でさらに音質に磨きをかけましょう。ノイズゲートやノイズ除去、コンプレッサーを使って、視聴者に聞きやすい音声を作ってください。

OBSはVSTプラグインというエフェクトツールが使えます。プラグインは無料で配布されているものがたくさんありますので、OBSにインストールして使用していきましょう。音声フィルタの使い方やVSTプラグインについてはこちらで詳しく解説していきます→OBSの音声設定、各種フィルタの使い方をわかりやすく解説

 

まとめ

上記の通り環境を設定すれば、「ノイズ抑制」を使わなくてもほとんどノイズが聞こえないレベルまでノイズを減らすことができます。あまり難しく考えず、マイク種類とマイクの使い方だけ頭に入れておけばゲーム実況には十分です。

今回は以上です、最後までお読みいただきありがとうございました!

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