ゲーム実況でのマイク・ライン・ヘッドフォン端子の入力と出力

塚田です。

ゲーム実況をやるにあたって、端子の理解が必要だ。とりあえずつなげてみても、ヘッドフォンから音がしないとか、マイクの音が取れていないなんてことはよくある。

SLOPPYでもちゃんと録画録音ができるまで2週間程度時間がかかった。

今回は端子とケーブルの話をするので、快適なゲーム実況環境の構築に役立ててほしい。

ちなみに、端子の種類と、端子の形状の種類は別物なので注意。LINE端子もヘッドフォン端子が同じ形状だったり、マイク端子とヘッドフォン端子が同じ形状であることは頻発する。

形状だけでは何の端子か判別することはできないということも覚えておこう。

 

ゲーム実況における端子と信号の話

まずは端子の話。ゲーム実況では「マイク端子」「ライン端子」「ヘッドフォン端子」という3つの端子があることを覚えてほしい。

「マイク端子」はマイクを接続して声を入力する端子。マイクのマークが付いているのですぐわかる。

「ライン端子」はゲームの音などのライン信号を送受信する端子。赤白の穴や、「LR」や「LINE」と書かれている穴、何も書いていない穴はほぼLINE端子で間違いない。

「ヘッドフォン端子」はヘッドフォンやイヤフォンを接続して音声を聞くための端子。ヘッドフォンのマークや「PHONE」と書かていればヘッドフォン端子。

ゲーム実況の機材であれば、すぐにわかるようにマイクやヘッドフォンのマーク、赤白の色分けやLRの記載がされているはずなので何の端子かすぐわかるだろう。

 

次に、それぞれ信号の大きさが違うことを覚えてほしい。大きさで言うと、

「マイクからの信号」<「ライン端子からの信号」<「ヘッドフォン端子からの信号」

となっており、マイクからの信号はとても小さく、ヘッドフォン端子からの信号はとても大きい。

 

これだけ覚えておけばあとは事例を見ていくことで簡単に理解できるはずだ。

 

可能な接続と、不可能な接続の事例

 

目次

①ヘッドフォン端子からマイク入力端子への接続は絶対にだめ!(※例外あり)

上記したように、ヘッドフォン端子からの信号はとても大きく電気まで送り込む強いものだ。これをマイクの入力端子に接続すると「そんなに大きい信号が来るなんて予測していなかったよ!」と最悪の場合マイク入力端子や機器本体が壊れる可能性がある。そうでなくとも、入力した音声が割れてしまう。

※例外について
しかし、「抵抗入りケーブル」というなんか専門的な感じがするケーブルを使ってしまえば問題ない。名前のわりに、見た目も値段はほぼ一緒でヨドバシカメラで普通に売っている。これは大きな信号をマイク入力レベルの小さな信号に変換するためのケーブルだ。どうしてもヘッドフォンからマイクに接続したい場合は実験がてら使ってみるといいと思う。

②LINE端子にヘッドフォンは音が出ない

ヘッドフォンから音をだすためには電気のちからが必要だ。しかしLINE端子からは電気は出ていない。なのでLINE端子にヘッドフォンをつないでも音は出ない

③ヘッドフォン端子にLINE接続はできる!

逆にヘッドフォン端子にLINE接続してミキサーやオーディオインターフェースに接続することは可能だ。実際にSLOPPYではその接続を数か所使っている。例えば「キャプチャーボードのヘッドフォン端子→ミキサー」とか、「オーディオインターフェースのヘッドフォン端子→ミキサー」とか全然OKだ。
というか、ゲーム実況レベルの環境を作る場合、基本この接続で成り立たせることになるので覚えておこう。

 

 

豆知識てきなこと

ヘッドフォン端子からの信号がなぜ電気まで送るかというと、ヘッドフォンやスピーカーを振動させるためだ。音は振動させることで発生させるため、実音として出力するためには電気が必要だ。LINE端子にヘッドフォンを接続しても音が出ないのは電気が発生していないからだ。

これだけわかれば基本問題なく環境を作れると思う。財布とamazonと相談しながら色々実験してみると「なんだ、こんなことか」とあっけなく理解できる。

悩むよりやってしまう方がいい。じっけんじっけん。

 

 

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