勝ちに勝ちまくった後のいきなりの10連敗。
調べてみると「内部レート」というものが存在しており、実際のレートが自分の能力に見合っていないと「連敗補正」なるとんでもない補正によって適正レートまで下げられてしまうという仕様がある。公式にも発表されているものです。
さて、この内部レート。レートが下がる時には、
「そんなシステムがあるなら頑張る意味ないだろ」
とか、
「システムではわからない良い立ち回りしてきたから上がったんだろ」
なんて思ってしまうものです。
しかし、果たしてそうでしょうか??ぼくが経験した内部レートによる、「連敗補正」からの「連勝補正」をここに書き残しておきたいと思う。事例はメインタンク、主にラインハルトを使ったものです。DPSやサポートにも当てはまるので参考にしてください。
おそらくラッキーによるレート上昇【ぶんぶんハルト前期】
とにかく前に出て、ハンマーによる範囲攻撃をし続けるラインハルト。いわゆるぶんぶんハルトをしてました。キルを取ることを優先し、ダメージでゴールドメダルをゲットして威張っていた時代です。
良い間合いで攻撃できているならシルバーからゴールド前半まではこれでも行けるはずです。
簡単に言えば、ハルトVSハルトで勝負に勝てていればレートは上がっていきます。
しかし、このやり方はゴールド中盤の2200あたりになると通用しません。当たり前ですが、盾を張っていなければ味方も自分も無防備です。目の前のラインハルトが盾を張っている場合、自分のハンマーのダメージは入りますが味方の攻撃は通りません。
つまりダメージトレードで負けること間違いなし。ゴールド中盤にもなればきちんとエイムできる人が多くなってきますから、どんなにヒーラーを責めてもヒールは絶対に間に合いません。
メインぼくの場合これを理解していなかったにも関わらず、味方が良かったのかレートはガンガン上がり、最終的にプラチナ2580くらいまで上昇しました。ここからが地獄の始まり…。
連敗補正によるレート600ダウン【ぶんぶんハルト後期】
3連敗、5連敗。それくらいなら良くあることとタカをくくっていました。しかし、気づけば10戦中2勝8敗くらいが平均となり、最終的に2日ほどで1800台まで急激にレートダウン。約600もレートが落ちました。
そこで分かったのは、明らかに味方がおかしいこと。途中抜け、トロール、暴言など、普通のメンバーが少ないのです。
ほぼ毎回チームにおかしなプレイヤーがいて勝てない。
マッチングシステムで何かされている感が半端じゃないんですよね(笑)
で、調べてみてわかったのが、
内部レート
の存在です。多くの人が初めて知った時には憤慨したはず。こんなものがあったら面白くないじゃないか…。
ぼくも一瞬腐りそうになりました。
しかし!逆に考えてみるとわかりますが、もし自分の内部レートが高かったら適正レートまで上がるということになります。
また、もし自分が「運よくレートが上昇してきたプレイヤー」と何度もマッチングしていたらそれも辛くなります。
特に、ゴールドプラチナ帯は人が多いランクですから、最低限の動きができていないならシルバーからやり直しだよ!と言われやすいレートだと言えます。
そこで思い至るのが「システムでは理解できない立ち回りで勝ってきたんだよ!」という発想。
これは明らかに間違いです。マッチングに死ぬほど力を入れているオーバーウォッチにおいて、ゲームを作ったこともなく、OWプレイヤー全体の数値を把握できてもいない自分が果たしてシステム以上にOverWatchにおける「勝てる動き」を理解しているのか?いや、ありえないでしょう(笑)
つまり、統計的に最低限の「勝てる動き」ができているかどうかの指標となるのが内部レートだということです。システムは自分以上に自分を詳しく見ています。こわいこわい。
連勝補正によるレート急上昇【ブロックハルト期(現在)】
ということで、タンクとして何をすべきかを考えて行動をほぼ180°変更しました。
まず参考にしたのは、プレイ中にキルやブロック・エリアを確保したときに出てくるポイントみたいなもの。ありますよね。
ハルトをやっていて良くポイントがでるのはバリアで攻撃をブロックしている時ですね。あとはエリア確保中や、ペイロード輸送中です。
ぼくに足りなかったのはブロックポイント。ハンマーぶんぶんしてるから、バリアによるダメージブロックが少なかったです。
なので、ダメージブロックをどんだけできるかだけを考えてプレイし始めました。詳しくは別記事で!→ラインハルト講座【~プラチナ】
長い試合だと35000以上のダメージをブロックするような立ち回りになり、ハンマーはHPが少なくなった敵をキルする場合のみ使ってました。ブロックに関してはほぼ毎回試合後のMVPみたいなところに上がるようになりましたね。
それから一気にマッチングが良くなりました。味方が強い。自分はハンマー振ってないし、ダメージも出ていないのに、味方がどんどん敵を倒してくれます。
トロールや途中抜けもほとんどなく、勝率7割くらいでゴリゴリレートが上がっていきました。
そりゃ当たり前ですよね。がっつりバリアブロックができていれば、相手のゴリラやハルトにダメージもらうくらいで、あとは味方全員がやり放題です。
メインタンクの仕事は敵にダメージやキルを出させないこと。これができないメインタンクなんてシルバーでしょ?ってのが内部レートさんの言いたいことだったのです。
内部レートを理解すると、OWの理解につながる
今回はメインタンクについて話しましたが、もちろんヒーラーやDPSにも当てはまります。
さらに、ロールにくくることなくヒーローごとにも違ってくるはずです。バスティオンとソンブラが同じ指標で見られているはずがありませんからね(笑)
自分が使うヒーローを良く理解して、どんな場面で「内部レートを上げやすいか」「ポイントを稼ぎやすいか」を考えてみてください。すると、だんだんヒーローごとの役割や、最適な立ち回りが見えてきます。
タンクが前に出ない、DPSがダメージ出していない、ヒーラーのヒールが足りない、そんな風に他人の成績を気にしている場合、おそらく自分自身の役割ができないことがほとんどだと考えて間違いありません。
もしマッチングが悪い、味方が弱いと感じたら、「=自分の立ち回りが悪い」と思いなおしてみてください。おそらく、新しいヒーローを練習し始めたとか、普段使わないヒーローにはまっているとか、ポイント発生源を理解できておらずチームに貢献できていないはずです。
あなたのシステム上の成績が良ければ、自然にマッチングも良くなりますよ。
ということで今回は、内部レートに対する前向きな考え方でした!ダメージやキル以外の役割・ポイント発生源を理解するとOWめちゃくちゃ楽しくなりますよ!