オーディオインターフェースなしで高品質録音!USBマイクで良い時とダメな時

小とり

オーディオインターフェースなしで録音できるの?

大とり

USBマイクで十分録音可能だよ!音楽やるなら要検討だね!

この記事では、オーディオインターフェースを使わずに録音したい方へ、USBマイクを使った録音方法について詳しく解説します。

結論としては、USBマイクを使えばオーディオインターフェースなしでも高品質な録音が可能です!


この記事でわかる事

① オーディオインターフェースの役割とUSBマイクの違い
② USBマイクで録音が最適な場面
③ オーディオインターフェースが不要な理由

オーディオインターフェースがなくても、USBマイクで高品質な録音ができるようなりました。

特にゲーム実況やWEB会議では、マイク1本で十分対応できます。

音楽制作や高品質な歌録りにこだわる場合は、オーディオインターフェースが必要になることもありますが、通常の用途であればUSBマイクで十分満足できる音質が得られます。

それでは、USBマイクを使った録音のメリットについて詳しく説明します!

目次

オーディオインターフェースが必要か不要かの判断方法

小とり

そもそもオーディオインターフェースって何なの?

あなたにオーディオインターフェースが必要なのかを判断するためには、以下の2つを知る必要があります。

  • オーディオインターフェースの役割とは?
  • オーディオインターフェースのメリット

それぞれを詳しく解説します!


オーディオインターフェースの役割とは?|アナログ音声をデジタルに変換すること

大とり

最近のオーディオインターフェースは色々な機材がまとまった複合機としての意味合いが強くなってるよ!

オーディオインターフェースの役割は「アナログ音声をデジタルに変換すること」です。

それ以外にもいろいろ機能がついていますが、他の役割は従来は別の機材が担っていました

マイクの音量を上げるゲインは、マイクプリアンプの役割。

複数の入力を備えているのは、ミキサーの役割です。

これらの機能を1つに搭載した”複合機”という意味で、オーディオインターフェースと呼ばれることもあります。

基本的には、アナログ音声をデジタルに変える仕事を担っていると覚えておくとわかりやすいです。


オーディオインターフェースのメリット

小とり

メリット盛りだくさんだけど、一般的なものは少ないぞ!

オーディオインターフェースのメリットは以下の5つです。

  • 高品質なアナログマイクを接続できる
  • 複数マイクを使うならコストが削減できる
  • 楽器を接続できる
  • 「かけ録り」やMIDIで録音する時の遅延を減らせる
  • 高音質で再生できる

USBマイクの品質向上で、音質へのメリットが無くなりました。

そのおかけで、オーディオインターフェースはプロ向けのマニアな機材に寄った感じがします。

それぞれのメリットについて詳しく説明します!


高品質なアナログマイクを接続できる

オーディオインターフェースがあれば、現在販売されているUSBマイクよりも、品質の高いアナログマイクをPCに接続できます。

現状、最高品質のUSBマイクはダイナミックマイクだと「SURE MV7+」、コンデンサーマイクだと「ANTELOPE AUDIO Edge Go」です。※ANTELOPEはおすすめしません

これ以上のマイクが欲しくなったら、オーディオインターフェースが無いとPCに接続できません。

オーディオインターフェースなら、USBマイクの商品数が少ないというデメリットを無くせます。


複数マイクを使うならコストが削減できる(USBマイクはオーディオインターフェース搭載でコスト高め)

トークメインのゲーム配信をしたり、歌ってみたや弾き語りの録音をしたり、マイクを切り替える頻度が高いなら、オーディオインターフェースを導入するとコストを下げられます。

USBマイクにはオーディオインターフェースが内蔵されていて、同等のマイクよりも高額です。

例えば、通常のAT2020は13,000円、USBタイプは17,800円です。

2本以上USBマイクを購入すると、オーディオインターフェースの分無駄なコストが発生します。

デジタル変換できるだけで良いなら7000円台の「ZOOM AMS-22」があれば十分で、マイクの本数が増えるほどUSBマイクよりも安く揃えられます。


楽器を接続できる

音楽制作や配信で楽器を接続するならオーディオインターフェースが必要です。

デジタル変換できて入力音量が調節できるなら何でもOKです。

ただし、シールドからUSBに変換するだけのケーブルは、入力音量が小さく調整もできないためおすすめしません。


「かけ録り」やMIDIで録音する時の遅延を減らせる

PCに音を取り込んで、エフェクトなどの音声処理をして、それを耳で聞きながら演奏や歌を録音する方法を「かけ録り」と呼びます。

MIDIキーボードなどの音もそれの一種です。

かけ録りをすると高度な処理が必要になるため、再生するまでに遅延が発生します。

これをどこまで短くするかが音楽制作では大きなポイントになるのですが、オーディオインターフェースがあると短くできます。ASIOというドライバーのおかげです。

ただし、トークをしたり、「歌ってみた」で録音するだけなら、PCを通さずにそのまま音を返す「モニタリング」をすれば遅延はほぼ0になるため、それで十分です。

USBマイクにはモニタリングをするための機能や、イヤホン出力端子が搭載されています。

音楽制作をする人にとっては遅延の面でオーディオインターフェースが有利です。


高音質で再生できる

PCの音声出力端子よりも、オーディオインターフェースを通した方が、再生される音質が良くなります。

録音される音質では無く、再生される音質であることに注意してください。

ただし、かなり耳が良い人や、仕事で音質に深くかかわっている人でないと、違いはわからないレベルです。

例えば、CDの音質とハイレゾの音質を聞き分けるような感じです。

もっと極端に説明すると、MP3の音源を超スローで再生したときに「ピロピロ」と電子音に聞こえますが、あれがもっと滑らかになり、音量変化の滑らかさも向上します。

通常のスピードだと、普通の人はわかりません。「ゲームで敵の位置がわかりやすい」とかも無いです。

プロレベルで音楽制作をするなら、オーディオインターフェースの再生音質は必要になるかもしれません。


オーディオインターフェース無しでも問題ない具体的な環境例

大とり

オーディオインターフェースが不要な可能性が高い環境は以下の3つ!

  • ゲーム実況
  • WEB会議
  • 歌ってみた

それぞれの理由を詳しく解説します!


ゲーム実況

小とり

トーク主体の配信はUSBダイナミックマイク1本でOKだ

ゲーム配信だけをするなら、ダイナミックマイク1本しか使いません。マイクが1本ならオーディオインターフェースを使わずに、USBマイクで済ませましょう。

USBダイナミックマイクには、オーディオインターフェースもマイクプリアンプも内蔵されています。

マイクとPCをUSBで接続するだけだから、楽に始められます。


WEB会議

大とり

WEB会議の機材は、ゲーム配信と同じだね!

WEB会議もゲーム実況と同じで、自分の声だけ、音質そこそこで入力できれば良いのでオーディオインターフェースの出番はありません。

環境音を拾わない、USBダイナミックマイクがおすすめです。

USBマイクならデスク周りの機材が最小限で済むため、仕事もしやすいです。


歌ってみた

小とり

音質を求めるならオーディオインターフェースが必要になることもあるぞ

「歌ってみた」のためのマイクは、予算が少ないならUSBコンデンサーマイクをおすすめします。

AT2020USBなど、安定した品質のマイクを1本持っておけば、困ることはありません。

ただ、音質に満足できなくなってきたり、さらに上の品質を求めるなら、USBマイクでは販売されていない高品質なマイクが必要になります。

アナログマイクが必要になると、必然的にオーディオインタフェースも必要になります。

音楽をメインに活動するなら、最初からオーディオインターフェースを導入しておいても損はありません。


前提は、今販売されているUSBマイクの音質で満足できること

高品質なマイクを使うなら、オーディオインターフェースが必要になるよ!

以上3つの環境で、オーディオインターフェースが必要かどうかを考える時は、今の音質で満足できるかを考慮してください。

発売されているUSBマイクは、高くても4万円程度のものしか存在しません。

オーディオインターフェースで音質が良くなるわけではありませんが、高品質なマイクを使うなら必ずオーディオインターフェースが必要になります。

スタジオや友人からレンタルして一度高いマイクを体験すると、安いマイクでは満足できなくなりますのでご注意ください!


オーディオインターフェースが必要な具体的な環境例

小とり

オーディオインタフェースが無いと対応できない環境は以下の4つだ!

  • USBマイクよりも高性能なマイクが欲しい
  • 複数のマイクを切り替えて使う
  • ギターなどの楽器の録音をする

それぞれの環境について詳しく説明します!


USBマイクよりも高性能なマイクが欲しい

大とり

良いマイクが欲しくなったら、オーディオインタフェースじゃないと接続できないよ!

販売されているUSBマイクは、高くても4万円程度です。

ハイエンドクラスのマイクは、数十万円~100万円以上のものも存在します。

高品質・高性能なマイクが必要になったら、USBマイクでは対応できないため、オーディオインターフェースが必要になります。


複数のマイクを切り替えたり、2つ以上のマイクを同時に使う

小とり

必要じゃないけど、オーディオインターフェースがあった方が安く済むよ

普段はゲーム配信していてダイナミックマイクを使っているけど、「歌ってみた」を録音する時はコンデンサーマイクを使う、という場合はオーディオインターフェースを使うことをおすすめします。

理由は、コスパが良いからです。

USBマイクにはオーディオインターフェースが搭載されており、同等のマイクよりも価格が高いです。

2本以上のマイクを使うなら、オーディオインターフェースを1台買って、USBマイクよりも比較的安いアナログマイクを2本購入するほうが安く済みます。

弾き語りや複数人での配信など、同時に2本以上マイクを使う場合もお得です。


ギターなどの楽器の録音をする

大とり

音楽をやるならオーディオインターフェースは便利だよ!

ギターなどをパソコンに接続するには、オーディオインターフェースを使うか、直接接続できるケーブルを使うこともあります。

ケーブル接続は音量の調整ができないため、パソコンに取り込める音量が小さくて不便です。

安くてもいいので、音量調整やモニタリングができるオーディオインターフェースを使えば、遅延も気にならなくなるためおすすめです。

音楽をするならオーディオインターフェースを用意しておくと何かと融通が効きます。


上記に当てはまらない場合はオーディオインターフェースは不要

小とり

他の用途ではオーディオインターフェースはあまり使わないな

ここで挙げた用途以外で、自宅でオーディオインターフェースを使うことはほぼありません。

音楽をしないなら、USBマイクだけでも良い音質で配信できます。

どうしても高品質のマイクを使いたかったり、2本以上マイクを使う場合は、オーディオインターフェースを導入しましょう。


オーディオインターフェースに関するよくある4つの勘違い

大とり

オーディオインターフェースに関するよくある勘違いは以下の4つだね!

  • オーディオインターフェースで音質は良くならない
  • オーディオインターフェースも低品質だとノイズが発生する
  • オーディオインターフェースにUSBマイクは使えない
  • 自宅での録音に必須ではない(良いマイクを買わない限り)

それぞれを詳しく説明します!


オーディオインターフェースで音質は良くならない

小とり

音質はマイクで決まって、他の機材は劣化させないことが重要だ

「音質が良くなる」という詐欺まがいの広告もありますが、オーディオインターフェースを使っても音質が良くなることはありません。

アナログ音声をデジタルに変換する機材なので、そこを押さえておけば騙されません。

ゲーム実況やWEB会議をするだけなら、USBマイクで十分音質を上げられます。


オーディオインターフェースも低品質だとノイズが発生する

大とり

インターフェースの接続の仕方や設定でもノイズが出ることがあるよ!

「USBマイクは低品質だとノイズが発生しやすい」と言われることがありますが、これは外付けのオーディオインターフェースでも同じです。

逆に、USBマイクでも高品質なものはノイズが発生しません。

また、USBマイクを使っている方が「パソコンにオーディオインターフェースが搭載されている」という説明をされることがありますが「USBマイクに搭載されている」の間違いです。

昔は、パソコンに直接接続するマイクがあったので、パソコンのサウンドボードにあるインターフェースを使っていましたが、もう使われなくなりました。


オーディオインターフェースにUSBマイクは使えない

小とり

USBマイクをオーディオインターフェースに繋げる方法は無いぞ

USBマイクとオーディオインターフェースを一緒に買ってしまうミスが増えています。

USBマイクはオーディオインターフェースに接続できません。

※最近は、XLR端子を搭載したUSBマイクが増えているため、場合によっては接続できます。

オーディオインターフェースにコンプレッサーやエコー機能があって、使いたい場合もあると思いますが、残念ながらできません。

アナログマイクを買い足すか、USBマイクで我慢しましょう。


自宅での録音に必須ではない(良いマイクを買わない限り)

大とり

オーディオインターフェースなしで良い環境の方が多いよ!

USBマイクの品質がよくなったため、オーディオインターフェースを必要とする場面が少なくなりました。

自宅用としては、音楽制作や音楽配信でしか使われません。

ゲーム実況やWEB会議、「歌ってみた」もUSBマイクで十分良い音質になります。

音響に興味があって、良いマイクが使いたい人はオーディオインターフェースの構成で好きなマイクを使っても良いと思います。


オーディオインターフェース代わりのケーブルがなぜ使えないのかを知ってマイクを深く理解しよう

小とり

ダイナミックマイク用で音量が調節できない?使えないな!

XLR端子で接続するアナログマイクを、ケーブル1本でパソコンに接続できる商品を見つけました

DH-XLRU30BK

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仕様は、

  • ファンタム電源無し
  • 音量調節無し

ということなので、ダイナミックマイクやエレキギターに使うことが多くなりそうです。

ダイナミックマイクやエレキギターは音量が小さいため、通常はプリアンプを使って音量を増幅してパソコンに取り込みます。

オーディオインターフェースがあれば、ゲイン調整がプリアンプの役割を果たすため問題ありません。

しかし、この製品だとかなり音が小さく、パソコン内のアプリなどで音量を稼ごうとするとノイズも一緒に大きくなり、音楽制作には使えません。

音楽制作をするのであれば、オーディオインターフェースを導入することをおすすめします。


オーディオインターフェース無しで録音したいならUSBマイクがおすすめ

大とり

USBマイクの性能がどんどん向上してるよ!

コロナ以降、在宅ワークや自宅から友達と通話することが多くなったため、USBマイクの需要が高まりました。

それに合わせて性能が向上していて、音質も機能も向上しています。

ここでは、「ゲーム実況&WEB会議」にUSBをおすすめする理由と、「歌ってみた」はオーディオインターフェースをおすすめする理由を説明します!


配信・WEB会議用にUSBダイナミックマイクをおすすめする理由

小とり

ゲーム実況や会議用なら絶対にUSBダイナミックマイクがおすすめだ!

ダイナミックマイクは音を拾う範囲が狭く、環境ノイズが入らないため自宅でのトークにおすすめです。

また、声の周波数に合わせた特性があるため、大きな調整をしなくても良い音質で録音や通話ができます。

最近では、XLR端子を搭載したUSBダイナミックマイクも発売されています。

後から、オーディオインターフェースを導入したくなっても、そのマイクをそのまま使えるため、無駄なコストがかかりません。

おすすめのUSBダイナミックマイクをまとめた記事があるため、こちらも参考にしてください▼


「歌ってみた」にオーディオインターフェースをおすすめする理由

大とり

絶対2本目が欲しくなるよ!

「歌ってみた」のマイクとして、最初の1本にAudio-TechnicaのAT2020を購入する人は多いです。

手軽に利用できるUSBタイプも発売されているため、アナログタイプとどっちにしようか迷っているなら、オーディオインターフェース接続をおすすめします。

理由は、ほとんどの人が2本目を購入したくなるからです!

上で説明した通り、USBマイクにはオーディオインターフェースが搭載されていて通常タイプよりも高額です。

さらに、2本目が欲しくなったら、高品質なマイクを購入することになるため、オーディオインターフェースが必要になります。

結局コストがかさんで、大きなロスをすることになるため、最初からオーディオインターフェースを購入した方が良いです。

「歌ってみた」をやるだけなら、AG03のような高性能オーディオインターフェースは不要です。

1万円以下で購入できるZOOMのAMS-22など、シンプルなものを用意しましょう。


オーディオインターフェースなしでもDTMはできる

小とり

遅延を避ければどうってことない!

DTMで音楽制作をする場合でも、制作スタイルによってはオーディオインターフェース無しで問題ありません。

特に打ち込みがメインで、歌や楽器を入力しないならパソコン1台で十分です。

歌やギターを入力する場合は、遅延に注意してください。

パソコンのソフトでエフェクトをかけた状態で録音する「かけ録り」は、遅延が発生しやすいです。

大きな遅延が発生するとまともに演奏ができなくなります。

モニタリング機能で生音を聞きながら録音すれば問題ありません。

ただし、音楽制作で録音をするのであれば、オーディオインターフェースがあった方が数段楽に作業を進められるので、購入をお勧めします。


まとめ

音楽やらないならオーディオインターフェース無しでOK!

オーディオインターフェースが必要かどうかは、使用する機材や用途によって変わります。

ゲーム実況やWEB会議など、シンプルな用途にはUSBダイナミックマイクがおすすめで、オーディオインターフェースは不要です。

一方で、複数のマイクや楽器を使用する場合や、音楽制作を本格的に行う場合には、オーディオインターフェースの導入をおすすめします。

無駄なコストを抑えつつ最適な環境を整えていきましょう!

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