マイクの音が「サー」と鳴ってしまう!ホワイトノイズの原因と解決策!

マイクの音が「サー」と鳴ってしまう

この記事では、マイクで入力した音声から「サー」っというノイズが発生してしまう方へ、ノイズ対策について詳しく解説します。

結論としては、ノイズを発生させるよくある4つの原因を解決すればノイズが消える場合が多いです。

最近のマイクはノイズが小さいものが増えているので、余裕がある方は機材交換で一発解消するのがおすすめです。

この記事でわかること
  • マイクのホワイトノイズが発生する4つの原因
  • ホワイトノイズを抑える解決策
  • ノイズはマイクの接続方法と配置が原因
  • 機材を交換すれば一発で解決できる!
  • 我が家の自宅録音最強環境をご紹介

最近では、USBマイクの性能が向上しており、マイクプリアンプ内臓のダイナミックUSBマイクまで発売されていて、ノイズ対策に十分効果を発揮してくれるはずなので、思い切ってマイクを交換するのもありです。

記事の最後に、自宅の録音環境にどはまりした私が、現在使っている構成も紹介しているので参考にしてください!

目次

サーっというマイクのノイズがなる原因トップ4

自宅の録音でノイズが発生する原因は以下の4つです。

  • USB2.0仕様の製品をUSB3.0に接続している
  • マイクプリアンプ無しでダイナミックマイクを使っている
  • PC、エアコン、扇風機などの近くにマイクがある
  • ノイズ抑制をかける前にコンプレッサーをかけている

1つずつ詳しく解説するので、根本的な原因を取り除きましょう!

USB2.0仕様のオーディオインターフェースはUSB3.0に接続しよう

※オーディオインターフェースを使用していない場合は次の原因まで読み飛ばしてください。

USB2.0仕様のオーディオインターフェースをUSB3.0に接続すると大きな「サー」というノイズが発生したり、プツプツと別のノイズが発生することがあるので、素直にUSB2.0端子に接続しましょう

私も急なノイズに悩まされた時、USBの仕様でノイズが発生することに気づきました。

USB2.0に接続して使う製品が多いため、PC側のUSB3.0端子に接続していないか確認してください。USB2.0は端子の内側が白く、USB3.0は青であることが多いです。

稀に色で判断できないものもあります。apple製品やrazer製品など、ブランド意識が高い製品は色で判断できない場合があるのでご注意ください。

最近では、USB3.0やUSB-C用のオーディオインターフェースが販売されるようになりました。

これから購入される場合は、以下のようなUSB-Cや3.0仕様の製品を購入しましょう。

ついにaudio-technicaのAIが発売されました!

auido-technica AT-UMX3

auido-technica AT-UMX3
サンプリングレート24ビット/192kHz
接続端子USB-C端子
Neutrik XLR/6.3mmコンボジャック
Hi-Z入力
ステレオ入力
重さ334グラム
サイズ127mm(幅)×131mm(奥行き)×44mm(高さ)
特徴ループバック機能
耐ノイズ設計
直感的な操作パネル

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パソコンにUSB2.0端子が無い場合の解決策は、以下の3つの選択肢があります。

  • パソコンを買い換える
  • 空いたPCIスロットにUSB2.0を増設する
  • オーディオインターフェースをUSB-C仕様のものに換える

今後使っていくことを考えると、オーディオインターフェースを換えるのがおすすめです!

ダイナミックマイクはマイクプリアンプを使ってオーディオインターフェースに接続しよう

ダイナミックマイクを直接オーディオインターフェースに接続している場合、入力感度が低いので発生しているノイズと声の音量に差が無くるので、マイクプリアンプを導入しましょう!

プリアンプが無いと声の音量が小さくなるため、PC側で音量を大きくすると一緒にノイズが大きくなり、無視できない雑音になってしまいます。

マイクプリアンプで音量を増幅してからオーディオインターフェースに入力すれば、声と電磁波ノイズに音量差ができるため、相対的にノイズが小さくなります。

私が2017年から今も使っている配信用のマイクプリアンプはこちら↓

PreSonus TubePre V2

タイプクラスAチューブプリアンプ
接続端子コンボジャック(XLR/TRS)
1/4インチTRSライン出力
重さ約1.2 kg
サイズ44 mm(高さ)× 155 mm(幅)× 140 mm(奥行き)
特徴XMAXプリアンプ技術
ファンタム電源対応

実際に使用している方のレビュー:ノイズが消えて音質がクリアに見違えるほど良くなった!

\入力ゲインアップでノイズを削減する!/

新しいマイクを試してみたい!という場合はコンデンサーマイクを使ってみるのもアリです。

コンデンサーマイクは入力感度が高いのでノイズよりも声の音量が大きくなりやすいため、電気的なノイズが気にならなくなります。

初めてコンデンサーマイクを購入するなら、こちらがおすすめ↓

配信者御用達の超有名マイクAT2020

AT2020
タイプコンデンサーマイク
接続端子XLR端子
重さ約約345g
サイズ52 mm(最大径)× 162 mm(全長)
特徴Xカーディオイド(単一指向性)パターン
広い周波数特性
高いSPLハンドリング
とにかくコスパ最強!

実際に使用している方のAmazonレビュー:今までより声がはっきり聞こえやすくなったと褒められた!

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※AT2020はUSBタイプもあります。オーディオインターフェースに接続する場合は、XLR端子のものを購入してください

コンデンサーマイクは感度が高く、小さな音まで拾ってくれるマイクです。細かな表現まで拾ってくれるので、次の原因になるPCやエアコンなどの駆動音に注意が必要です。

PC・エアコン・扇風機など、風や振動・ノイズが発生するものからマイクを遠ざけよう

パソコンの近くや、エアコン・扇風機の風が当たる場所にマイクがあると「サー」とか「ビー」という雑音が入力されてしまいまうため、マイクを雑音の発生源から遠ざけましょう!

マウスやコントローラーがマイクの近くにあってカチカチ音が入ってしまったり、マウスのカンッカンッという音が入ってしまうこともあります。

プロゲーマーのようにプレイを推している場合は、操作音が入るとかっこいい場合もありますので要検討ですが、基本的に配信は声以外の音は小さい方が視聴しやすいです。

パソコンは振動が発生しているので、マイクと同じデスクに置かないようにしたり、エアコンや扇風機の風がマイクに直接当たらないようにすれば、ノイズが小さくなります。

エアコンは振動が大きい場合もあるので、壁からデスクに振動が伝わらないように工夫するとノイズ軽減につながります。

右利きの人はマイクを左側に置くだけで、マウスの操作音が入力されにくくなるのでおすすめです。

OBSフィルタなどのエフェクターはノイズ抑制を最初にかけよう

先にコンプレッサーなどをかけるとノイズが目立ってしまうため、軽くでも良いので先にノイズ抑制をかけましょう。

コンプレッサーを強めにかけている場合、話しているときはコンプレッサーがかかって音量を小さくなり、黙っているときには全体の音量が大きくなる、という動きをします。

つまり、黙っているときのノイズの音量と、声の音量との差が無くなるという結果になり、ノイズが大きく聞こえやすくなります。

「話していないとノイズが大きくなって困っている」というお悩み相談を受けることがありますが、その原因がノイズ抑制やコンプレッサーのかけ方であることが多いです。

声とノイズに音量差があれば、ノイズ抑制も弱くかけるだけで効果が出るため、声の音質の劣化も防げて全体的な音質が良くなります。

こちらの記事を見ていただくとOBSのフィルターを一発で良音にセッティングできるので試してください↓

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結論
  • USB2.0仕様の製品は、PC側もUSB2.0端子に接続する
  • ダイナミックマイクはマイクプリアンプを通して接続する
  • 雑音からマイクを遠ざけて設置する
  • エフェクタは最初にノイズ抑制をかける

ノイズのほとんどがマイクの接続環境による問題|簡単な解決方法はPC用USBマイク

ノイズが発生する原因のほとんどが、マイクの接続方法や配置などの環境によるものです。

とにかく安く簡単にノイズの問題を解決したいなら、USB一発で接続できるPC用のマイクを使いましょう。

ここでは特におすすめできるUSBマイクを2本ご紹介します。

Audio-Technica AT2020USB-X

Audio-Technica AT2020USB-X
サンプリングレート最大24ビット/96kHz
接続端子USB Type-C
重さ約386 g
サイズ約16.2 cm (長さ) x 5.2 cm (直径)
特徴カーディオイド極性パターン
内蔵ミュートボタン
LEDインジケーター
  • 失敗しない最初の1本としておすすめ!
  • ナチュラルで素直な印象の高音質USBコンデンサーマイク
  • 24ビット/96kHz録音はUSBマイクの中では最高峰
  • ミュートボタン&ゲインコントロール、LEDインジケーター
  • ノイズ抑制が超高機能!

配信・会議・Discordで聞き手にイケボを届けられます。正直、これ1本あれば音響関連の問題は一発で解決します!

実際に使用している方のAmazonレビュー:ノイズ抑制機能でホワイトノイズが消えた!

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SHURE MV7+

サンプリングレート最大24ビット/48kHz
接続端子USB Micro-B、およびXLR(アナログ接続)
重さ約550 g
サイズ約16.4 cm (長さ) x 15.3 cm (幅) x 9 cm (高さ)
特徴ダイナミックマイク
ハイブリッド接続
カーディオイド極性パターン
内蔵プリアンプ
オートレベルモード
タッチコントロールパネル
ShurePlus MOTIVアプリ対応
  • 私が一番おすすめしたいマイクで予算が許すならこれ一択!
  • USBとXLRのハイブリッド接続、オーディオインターフェースでも使える
  • ダイナミックマイクだから雑音が入らない
  • 内蔵のプリアンプによって外部機器なしで高感度な録音可能
  • タッチコントロールパネルでゲインやヘッドフォン音量の調整可能
  • ShurePlus MOTIVアプリでカスタムEQやコンプレッサー調整

これがあればOBS音声フィルタは不要です。デフォルトでイケボが作れる、音質を追求する方には始めの一歩として最適なマイクです!

実際に使用している方のAmazonレビュー:加工無しでパソコンにつないだだけで音声が驚くほどキレイ!

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本気でやるならダイナミックマイク+マイクプリアンプ+オーディオインターフェース|最強音質で録音するための我が家のセミプロ構成を公開

ダイナミックマイク+オーディオインターフェスのコンボで、ほとんどノイズが聞こえないレベルの音質が実現できます。

私が使っているPCで、音楽や録画をするために使っている環境を紹介します。

  • SHURE「SM7B」
  • PreSonus「TubePre V2」
  • dbx「266XS」(コンプレッサー)
  • RME「Fireface UCX II」
  • PC

ダイナミックマイクにプリアンプと、ハードコンプレッサーをかけてからオーディオインターフェースを使ってPCに入力しています。

この環境を作って感じたことは、「音質はお金で解決するんだなぁ」です(笑)

それぞれの機材の強みと特徴を解説します!

マイク:SHURE SM7B

SM7B
タイプダイナミックマイク
接続端子XLR端子
重さ約765g
サイズ190 mm(高さ)× 64 mm(幅)× 96 mm(奥行き)
特徴カーディオイド(単一指向性)パターン
オフアクセス・リジェクション
低域ロールオフとプレゼンスブースト
低感度設計
ポップフィルター内蔵
  • プロの音声収録で非常に評価の高いダイナミックマイク
  • マイケルジャクソンが録音で使っている映像が有名
  • 素直で丸みと太さが印象的な芯のある音質
  • ダイナミックマイクだから雑音が入りにくい
  • 内蔵のポップフィルターで息などの「ポップノイズ」抑制(ガード不要)
  • 低域ロールオフとプレゼンスブーストのスイッチが内蔵で音域調整可能
  • 叫んだりした時の過大な入力による歪みが発生しにくい設計
  • 耐久性が高く長期間の使用や雑な扱いでも耐える!

嘘偽りなく、プロが使うマイクです。ラジオ放送、ポッドキャスト、スタジオ録音、さらにはライブパフォーマンスなど、幅広い用途で利用可能。私のメインマイクです!

・実際に使用している方のAmazonレビュー:低音が綺麗で環境音やノイズが乗らない!

\このマイクでノイズを解消!/

dbx 266XS(コンプレッサー)

タイプコンプレッサー/ゲート
接続端子バランスXLR入力/出力
サイドチェイン入力端子
1/4インチ TRS端子
重さ約2.4 kg
サイズ44.5 mm x 482.6 mm x 162.6 mm
特徴オートダイナミック・コントロール
アドバンスト・オートゲート機能
デュアルチャンネル設計
サイドチェイン機能
  • ハードエフェクター初心者におすすめの激安コンプレッサー
  • OBSフィルタのコンプレッサーよりもかかりが良い
  • dbx独自のOverEasy®は滑らかな音質を保ちながら音量のバランスを最適化
  • アドバンスト・オートゲート機能によりノイズフロアを効果的に低減
  • サイドチェイン機能で別の入力先からの信号に反応するマニアな追加方も可能

マイクで声の入力をしているときだけ、BGMを下げるという使い方もできちゃう高機能コンプレッサー。

しかも安い!初めてのハードエフェクターにおすすめ!

\OBSフィルタよりも効果が大きい!/

RME Fireface UCX II

タイプオーディオインターフェース
接続端子アナログ入出力
デジタル入出力(ADAT、SPDIF、AES/EBU)
MIDI入出力
Word Clock
重さ約1.1 kg
サイズ44 mm x 215 mm x 130 mm
特徴SteadyClock FSテクノロジー
外部機器への拡張
リモートコントロール
スタンドアロン機能
  • SteadyClock FSテクノロジーにより高品質なサウンドを実現
  • ジッターを最小限に抑えられる
  • TotalMix FXソフトウェアでアプリごとに音量調整
  • コンプレッサーなどのエフェクトもかけられる
  • ADATやSPDIFなどの多様なデジタル接続
  • スタンドアロン機能でPCなしでも単独動作可能

正直、配信するだけなら必要ないです!(笑)

すべての出力先を別にしておけば、Discordやゲーム音などミキサーで別々に音量調整ができます。

私の宝物です。

実際に使用している方のレビュー:付属のミキサーソフトが便利で使いやすい!

\完全プロ仕様でノイズレス!/

まとめ

ノイズの原因はほとんどの場合マイクの接続と配置などの環境にあり!

「電源の問題」とか、ホコリがどうとか色々言われますが、だいたい「使ってるマイクが用途に合ってない」とか「接続方法が間違っている」とか「配置が悪い!」というのが原因です。

とにかく安く、簡単に、ノイズを取り除いて良い音で配信したいということなら、はじめはUSBマイクをおすすめします。

特に「SHURE MV7+」なら、USB接続に満足できなくなってオーディオインターフェース構成に切り替えても、そのまま利用できるのでおすすめです。

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