ダイナミックマイクのゲインを上げても音量が足りない理由と対策

小とり

ダイナミックマイクの音量が小さいのはなぜ?

大とり

感度が低いため、正しい設定が必要です!

この記事では、ダイナミックマイクの音量が小さいと感じる方へ、その原因と対策方法について詳しく解説します。

結論としては、マイクプリアンプの導入や適切な設定が解決策です!

この記事でわかる事

① ダイナミックマイクの感度の低さの理由
② オーディオインターフェースで足りないゲインの解消法
③ マイクプリアンプを導入するメリット

〇本文の要約

ダイナミックマイクは感度が低く、オーディオインターフェースのゲインでは十分な音量が得られないことがあります。

この問題を解決するには、マイクを口に近づける、ゲインレンジの広いオーディオインターフェースを使う、またはマイクプリアンプを導入することが有効です。

特にマイクプリアンプを使えば、音量不足が解消され、音質の向上にもつながります。

正しい設定と機材を使って、ダイナミックマイクの性能を最大限に引き出しましょう。

それでは、ダイナミックマイクのゲイン不足について詳しく説明します!

目次

ダイナミックマイクがゲインを上げても音量が小さい理由

大とり

ダイナミックマイクは感度が低いから、正しく設定する必要があるよ!

騒がしい環境でも声だけを拾って録音できるダイナミックマイクは、感度が低いため音量が小さくなる場合があります。

オーディオインターフェースのゲインでは足りないこともよくあります。

ここでは、ダイナミックマイクの音量が小さくなる理由を解説します!


ダイナミックマイクは感度が低い

基本的にダイナミックマイクの感度は低いです。

ライブや騒がしい環境でも、口元に近づければ声だけを録音できるように作られています。

声を入力してから、マイクプリアンプやオーディオインターフェースのゲインで音量を上げる前提です。

また、感度が高くても良いマイクとは言えないのでご注意ください。

定番ダイナミックマイクの「SHURE SM7B」は公式に+60dBを推奨しています。

元の感度がとても小さいですが、優秀で音質の良いマイクとしてプロシーンでも使われています。


オーディオインターフェースのゲインレンジでは足りない

感度の低いダイナミックマイクの場合、オーディオインターフェースのゲインを最大まで上げても、音量が足りないことがあります。

例えば、配信者に人気のあるYAMAHA AG03にSM7Bを接続した場合、ゲインでの増幅量が足りません。

音量が小さくて、OBS等のアプリ内でゲインを上げると、電子的なノイズが聞こえてしまう可能性が高いです。

詳しくは以下の記事を参考にしてください。

リファレンスレベルと-18dBFSとAG03


適切なゲインはダイナミックマイクの仕様で決まる

小とり

ダイナミックマイクのメーカーサイトで仕様を確認できるぞ

使用するマイクによって、増幅すべき音量は変わります。

SHURE SM7Bの入力感度は-59.0dBVですが、SM58の入力感度は-54.5dBVです。

さらに差が大きいものもあるため、適切なゲインによる音量増幅量はマイクの仕様によって変わることを覚えておきましょう。

また、口とマイクの距離や、声の出し方によって、マイクに入力される音量が変わるため、あなた自身の話し方や歌い方にも影響されます。

マイクの仕様を確認して、十分なゲインを確保できる環境を用意してください。


ダイナミックマイクの音量を確保する方法

大とり

マイクプリアンプを導入しよう!

ダイナミックマイクの音量を確保する方法は以下の4つです。

  • マイクに口を近づける
  • ゲインレンジが広いオーディオインターフェースを使う
  • マイクプリアンプを導入する
  • プリアンプ内臓マイクを使う

それぞれを詳しく説明します!


マイクに口を近づける

ダイナミックマイクと口の距離は50cm以内にしましょう。

ゲーム実況など、落ち着いて話す場合は25cm以内がおすすめです。

入力レベルは距離が半分になると6dB増えます。

つまり、50cmから25cmで6dB増え、12.5cmまで近づけばさらに6dB増します。

マイクに近づくほど低音が入りやすくなるため、音質も考慮しながら最適な位置を決めてください。


ゲインレンジが広いオーディオインターフェースを使う

オーディオインターフェースは、それぞれにゲインレンジが決まっています。

AG03の場合は、+14dB~+60dBの範囲で調整できます。

オーディオインターフェースのゲインレンジを調べて、使用しているマイクに必要なゲインが確保できているかを確認しましょう。


マイクプリアンプを導入する

ダイナミックマイクのゲインが足りない場合、もっとも効果のある解決策がマイクプリアンプの導入です。

マイクプリアンプは、オーディオインターフェースの前に接続して、音量を増幅できます。

最近では、小型で安価な製品が増えているため、家庭用でも導入しやすくなりました。

マイクプリアンプのおすすめはこちらを参考にしてください。

▼おすすめマイクプリアンプ▼


プリアンプ内臓マイクを使う

SHUREが発売した「SM7dB」は、マイクプリアンプを内蔵したダイナミックマイクです。

入力レベルが大きいため、オーディオインターフェースに接続するだけで十分な音量が確保できます。

USBダイナミックマイクにも、プリアンプが内蔵されています。

簡単にマイクの音量問題を解決したいなら、USBダイナミックマイクを導入するのもおすすめです。

▼おすすめUSBダイナミックマイク▼


OBSなどのアプリだけでゲインを上げ過ぎるとノイズが発生する

小とり

OBSで上げすぎるとノイズが邪魔になるぞ

マイクからパソコンに接続する過程で、小さな電子ノイズが必ず発生します。

音量が小さい状態でパソコンに音が入力されると、マイクの音と電子ノイズの差が小さくなります。

OBSなどのアプリでゲインを調整して音量を大きくすると、ノイズも一緒に大きくなり、音質が低下します。

パソコン内部のアプリでゲインを上げ過ぎないようにしましょう。

解決策は、外部で音量を上げてから、パソコンに入力することです。

つまり、マイクプリアンプを導入するのが一番適切な対処方法です。


コンデンサーマイクとの比較

大とり

ゲインはマイクの感度を上げてるんじゃなくて、音量を増幅しているよ!

マイクプリアンプを導入したダイナミックマイクと、コンデンサーマイクでは、拾う音に大きく違いがあります。

コンデンサーマイクは集音範囲が広く、遠くの小さな音までしっかり入力できます。

一方ダイナミックマイクは、マイクプリアンプを導入しても、その前段階のマイク部分での感度が小さいため、コンデンサーマイクほど遠くの音を拾いません。

ダイナミックマイクの特性を活かしつつ、音量を増幅できるため、コンデンサーマイクとは違った音を入力できます。


まとめ

音量が小さいのは仕様だから、正しく使ってあげよう!

ダイナミックマイクは感度が低いため、音量が小さくなることがありますが、適切な方法で対策することで解決できます。

まずはマイクに口を近づけ、ゲインレンジの広いオーディオインターフェースを選びましょう。

それでも音量が足りない場合は、マイクプリアンプの導入を検討するのがおすすめです。

無理にソフトウェアでゲインを上げるとノイズが発生することがあるため、外部でしっかりと音量を増幅しておくことが重要です。

正しい設定で、ダイナミックマイクのメリットを引き出してください!

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